「防水って何だと思う？」

そんな私の問いに、大学生になったばかりの息子は、あっけらかんと答えました。
「雨漏りさせないって事でしょ？」
その口調は、それ以上でもそれ以下でもない的な、あっさりとしたものでした。
確かに私どもが生業とする世界での「防水」とは、屋上面や外壁面などからの漏水を防ぐために、雨水を遮る層（防水面）を形成する作業そのものです。
息子の解答は、その意味では全く正鵠を得たものでした。

しかし現実はそう単純ではありません。
水はあらゆる細かい隙間から大切なわが家へと浸入し、浸透しかけがえのない家屋を徐々に弱らせて行きます。
ある日突然、わが家の危機に目や耳を疑うなんて事例も、決して珍しくはありません。
防水は、皆さんの生活を支えるために欠かせない、大切な概念なのです。
そうそう、あっけらかんとはしていられないのです。

雨漏りを防ぐには、「完全」な水の遮断が必須となります。
幸い昨今の技術革新は日進月歩、メーカーも最新のテクノロジーを駆使して「完全」な防水のためのさまざまな材料を開発し提供しています。

ただし、メーカーが開発したせっかくの新技術も、運用する私たち業者が使いこなせなければ宝の持ち腐れとなります。
高耐久、高性能な新素材を、より効果的に防水工事に適用する大切さ。
そのためにも私ども施工業者は、毎日新しい材料の熟知、使用方法を学び匠の技術といかに融合させるかに心を砕く毎日です。

何事においても、「完全」や「絶対」といった世界を極めるのは大変困難ですが、そこを目指さない事には物語は始まりません。
雨漏りが「完全」にない家で暮らすのは当たり前。
安心できる生活のために雨漏りは「絶対」NG！

株式会社おだぼうは、そんな当たり前の生活をお客様に提供できる会社でありたい一心で今日も総合防水工事、大規模修繕工事に邁進しているのです！